開業10年目と、事務所移転と、
4月、行政書士登録及び開業10年目に突入いたしました。そして、同じくこの4月、法律を深く学びたい、教養を身につけたい、という思いから、この春、北海学園大学法学部に入学いたしました。
時を同じくして、同月末には、かねてからの目標でもあった事務所移転を実現させることができました。長いこと間借りさせていただいた先輩事務所から独立したのです。
その先輩には本当に本当にお世話になりました。きっとこれからも、ご指導いただくことが多いと思いますが、この場を借りて感謝申し上げます。
さて、苫小牧出身で、畑違いの職種からの転職で、文字通り右も左もわからない状態からのスタートだった、私の行政書士生活。いま振り返ってみると、よくここまで続けられたな、と。それも、その先輩はじめ、多くの方々に支えていただいたおかげです。
事務所移転の際に荷物を整理していると、飛び込み営業をしたり、先輩事務所に駆け込んで業務について教えていただいた頃の懐かしいノートが出てきました。一番最初の確定申告書の中身は、当然、驚くべき内容でした(笑)。(初めて受任したお仕事のときの記憶も鮮明にフラッシュバックしたりもして。)
ここ数ヶ月、立て続けに、前からよく私のことを知っている方や、音楽の活動をしながら仕事をしていることについて話を聞きたいと事務所に来てくださった方、行政書士と起業について興味を持ってくださった方たちと話す機会があったので、随分と頻繁に、開業のときからのプロセスやストーリーを反芻する機会があったのです。
加えて、先日は、ある士業からご紹介いただいたお客様のところに行ってみると、その方とは、数年前、関与先の会社様で会ったことがあったので、別々の方から数年越しにご紹介いただくなんて、なんと世の中は狭いのか、と改めて感じる場面があったり。
世の中は狭いけど、行政書士の会員数、札幌の人口、北海道の広さからすると、私なんてちっぽけで、小さい小さい事務所。
色々なことに思いを馳せて考える機会があり、ここ数ヶ月も泣きながら夜中に仕事をすることもたくさんあったけれど、必ずこの結論に。
私は、周りの応援してくださる方々、私のことを慕ってくださるお客様、何かあれば思い出しては人やお仕事をご紹介してくださる方々の優しい気持ちにサポートしていただき存在していること。その方々に恩返しするためにも、まだまだ発展途上の私は、事務所理念を軸に努力を続け、より良いサービス提供のできる行政書士や事務所経営を目指したい、という強い思いが湧き出るのです。
建設業許可に関するお仕事を柱に、事務所運営をしておりますが、建設業許可ひとつとっても、今だに知らないことも多いですし、学びの最中です。
とある葬儀会社様との提携も始めたので、相続業務も再び増えております。
私の事務所の理念や大事にしたい部分をよく理解し頑張ってくれるスタッフのことも大切にしながら、引き続き、経営と行政書士業務に真摯に向き合っていきたいです。